(前の続き) 前回の話で、本格的なデッサンの技法で使用される「はかり棒」を紹介した。 著者が学生時代にデッサンの講師から配られた「はかり棒」は、長さ10センチ程度の短い針金の切れ端だった。おそらく教師自身が手頃な太さの針金を切断して、生徒の数だけ手作りされたものが配られたのだ。 細長い絵筆を代用す... 続きをみる
2018年10月のブログ記事
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(前の続き) 本格的なデッサンの授業では、焼き鳥の串ぐらいの大きさの針金のような道具を渡され、その使い方を教わることから始まる。 棒の名称だが、著者がデッサンの授業を受けたのが30年も太古の昔なので、今ではすっかり忘れた。そこでググッて調べてみると、(次に紹介するリンク先で)「はかり棒」という呼び... 続きをみる
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(前の続き) かなり昔に観たNHKの番組か何かだったと思うが、江戸時代に日本の精巧な地図を作った伊能忠敬の再現ドラマがあって、伊能忠敬が星の位置を道具で測定する姿があったことを覚えている。 ※参照リンク先 https://cardiac.exblog.jp/10709424/ 地図の測量だから、真... 続きをみる
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(前の続き) 今回はさっそく本題に入りたいと思う。 文明化された街中での生活に慣れきっている現代人が陥りがちな「重力方向を察知する感覚の衰え」を、フレッシュなものとして呼び覚ます必要があるとして、その為にはどのような事が必要になるのだろうか? その答えを明かす前に、その特殊なメソッドを紹介する著者... 続きをみる
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(前の続き) 話が広がってややこしくなっているので、ここで重力方向とゴルフショットの関係について少し復習しておこう。 物理的な条件としてボールを真っ直ぐに飛ばす為の要素は(下の図のように)まずクラブフェイスの向きを正しく重力方向に合わせた角度、つまり垂直の方向でボールに当てることだ。 クラブフェイ... 続きをみる
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(前の続き) 現代人の多くは文明の発達した街中での生活に慣れきっている。文明の発達した街中とは、精度の高い水平な床と垂直な柱や壁で囲まれた建物に囲まれた生活環境のことだ。 その影響が色濃く出ている例として挙げられるのが、次の有名な錯覚図である。 解説すると、上記の2本の横線は(実は)どちらも同じだ... 続きをみる
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(前の続き) ゴルフショットの方向合わせに「重力方向を察知する感覚」が大きく関わると言われても、あまりピンと来ないかもしれないが、それは当然かもしれない。 現代人の多くは文明の発達した街中での生活に慣れきっている為、多くの時間を精度の高い水平な床と垂直な柱や壁で囲まれた建物の中で生活している。だか... 続きをみる
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(続き) 一般的にゴルフスイングの構えでは、左右の足を直線で結んだラインや、両肩を結んだラインなどが目標を正確に指示するのが正しいと教えるものが多い。 ベン・ホーガン著の「モダンゴルフ」では、ゴルフクラブの番手によってスタンスの方向が変化するもののように説明されている。例えばドライバーなら両足のス... 続きをみる
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(続き) イギリスで発祥した歴史的経緯を考慮しても、黎明期のゴルフスイングは地面を這うような低いライナー性のゴロを打つ方向に進化の道を歩んだのは明らかだ。よって当時のスイングフォームはアイスホッケーや野球のバッティングのように、目標に正対する意識で構えていた筈である。 ところが現代のゴルフスイング... 続きをみる
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ゴルフスイングの究極的な姿は、何も考えずとも、やるべきことを全て自然に成し遂げてしまえる「所作の連続体」のような存在である。 まるで仙人みたいな領域に達したゴルファーの姿という訳だが、もしそのようなレベルのスイングがこの世にあるとしたら、そのスイングの中にはゴルフで必要とされる方向性や飛距離などの... 続きをみる