「ゴルフをしない私」から「ゴルフをする未来の私」へ

10年前まで月1ゴルファーだった私も、今では月1~2回練習場に行くだけの「ゴルフをしない人」です。経済的な事情で一旦ゴルフから身を引きつつ、それでも遠い未来で再開するのを夢見ているオヤジは、今の日本に大勢いると思われます。そんなオヤジの、遠い未来に再開される自身のゴルファー像を夢見るブログを作ろうと思います。

「ゴルフの基礎理論」~身体制御の基礎知識~(5)

(前の続き)


前回の問いの答えを明かす前に、パースとは一体何かという話を付け加えておこう。


もう一度、線路の写真を見て欲しい。



この構図から、写真を撮影したカメラマンは線路の上に居た事が伺える。このカメラマンと線路の関係性を解析するには、真横から見た構図にしてみる方が分かりやすいだろう。


線路の構造は、均等に並べたマクラギの上に鉄製のレールを敷いたようなものだが、その線路の上にカメラマンが立って、均等に配置されているマクラギを見ている関係性を図で示すと、次のようになる。


図を見ればすぐに理解できると思うが、より遠くに配置されているマクラギほど、それを見ているカメラマンの視線は上がっていく様子である。


理論的に考えると、マクラギがどれだけ遠くにあっても、カメラマンの目線は線路と平行になる角度まで上がることはありえない。何故なら、カメラマンの視線が線路と平行になると、線路と視線が交差しなくなる為、カメラマンはマクラギを認識できなくなるものと考えられるからだ。


ところが数学的に考えると勝手が違って、仮に無限の彼方にあるマクラギの位置を想定すると(これはあくまで数学的な概念の話に過ぎないが)、カメラマンの視線は線路と平行の関係性になるものと想定されてしまう。


このように数学的な思考で「無限の彼方に位置する座標」のことを「消失点」と呼ぶ訳である。


(続く)

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