「ゴルフをしない私」から「ゴルフをする未来の私」へ

10年前まで月1ゴルファーだった私も、今では月1~2回練習場に行くだけの「ゴルフをしない人」です。経済的な事情で一旦ゴルフから身を引きつつ、それでも遠い未来で再開するのを夢見ているオヤジは、今の日本に大勢いると思われます。そんなオヤジの、遠い未来に再開される自身のゴルファー像を夢見るブログを作ろうと思います。

「制御系」~ゴルフスイングを彩る「未来予測」の技術~(終)

「制御系」と題した著者のスイング技術の本質的な部分の説明は一通り終わった。だが、16回にも及んだ説明文章によって、多くの閲覧者の理解を得られたとは思っていない。「未来予測」の技術は、買ったばかりのプラモデルの箱に入っている「説明書」のような役割でしかないからだ。


もちろんこれは比喩的な話である。


現実的に99.9パーセントのゴルファーは「ゴルフスイングの説明書」を手に入れずにゴルフをしているようなもので、「未来予測」の技術は「買ったばかりのプラモデルの箱に必ず入っている説明書」と似た役割があるのだという表現(比喩)という訳だ。


比喩的な説明に戻るが、何十年もガンダムのプラモデルを作り続けているような達人なら、買ったばかりのプラモデルの箱に説明書が入っていなくても、箱の中にバラバラになって散在している各部品を巧みに組み合せ、立派なガンダムの勇姿に仕上げてみせるに違いない。


これはゴルフ競技でプロゴルファーが上手くボールを打ってプレーしている状況と酷似している。


プラモデル作成の初心者が、もし箱の中に説明書が無い状況で、バラバラになっている各部品を組み立て、ガンダムを完成させなければならないのだとしたら、その結果が散々なものに終わることは明白だ(※)。 ※プラモデルの神童のような人物を除く。


ゴルフの難しさのひとつに、説明書が付属されないプラモデルの作成のような難しさがあるとすれば、このブログで紹介している「未来予測」の技術は、まさしく付属されるべき「説明書」の役割を果たしてくれるものと、比喩的に表現することができるだろう。


「未来予測」の技術がプラモデルの「説明書」と同じなら、初心者にとって、とりあえずこの「説明書(=未来予測)」が必要不可欠なものであることに間違いはない。だが、それと同時に全く別の問題が控えていることにも気が付く筈だ。


そう。つまりそれはプラモデル作成の初心者にとって、箱に付属されていて当然の「説明書」があったとしても、ガンダムのようなプラモデルを上手く完成させることが至難の技であるという意味では何も問題を解決できないという「技術的な課題」である。


先日UPした著者のゴルフ動画(8)を見て頂けたら幸いだが、あの動画の後半で著者がゴルフのリフティング芸を披露している場面を思い出して欲しい。アイアンの番手を上げてもそれなりのリフティングができた著者が最後に挑戦したドライバーを使ったチャレンジでは散々な結果に終わったのだ。


それはかつて、著者が子供の頃に憧れて、何度もチャレンジしても達成できなかったサッカーのリフティングのシーンと重なる。


著者が小中学生の頃は、男の子なら誰でもサッカーのリフティングに挑戦したものだ。子供の頃に著者が憧れたサッカーのリフティングだが、子供の頃の著者はどうしてもそれが出来なかった。最高記録は確か15回程度で終わった記憶が残っているが、つまりそれはこの動画でドライバーのリフティングに失敗しているような感じで終わったと言う訳である。(もちろん、今サッカーボールを与えられても出来ないだろう)


生まれ持って運動神経に優れた子供なら、サッカーのリフティングなんて楽々やり遂げてしまうに違いない(クラスにそういう子供が数人いたのだ)。つまり著者の生まれ持った運動神経はそのようなレベルには程遠い「平凡以下のもの」であった訳だ。


もちろん著者の運動神経は今でも当時のままである。


動画の中で、著者は「未来予測」の技術を転用してリフティングを行ったのだが、結果は見ての通り、アイアンの各番手で成功する程度の結果を残せている。


だからといって、ゴルフ初心者に対し「フェイス面が真上を向くように微調整し、クラブヘッドを上下に真直ぐ動かす要領で、後は未来予測の制御技術で動かせばできるようになります」といったレクチャーをしたとしても、多くのゴルフ初心者は戸惑うだけに終わるだろう。


これは丁度、プラモデルの説明書を手渡して「この説明書の通りに組み立てれば、必ずガンダムをカッコよく完成させられます」といったアドバイスを受けても、プラモデル作成の初心者には無理だというのと同じ理屈である。


ガンダムのプラモデルを見栄え良く完成させようとしたら、各部品の塗装を完璧に仕上げなくてはならないかもしれない。だが、多くの初心者にとって、プラモデルの小さな部品ひとつひとつに丁寧な塗装を施す技術が備わっていない。だから必要な色の塗料や筆を用意されても、上手くできるとはとても思えないという訳だ。


これはサッカーのリフティングも同じで、運動神経バツグンの子なら少しの練習で習得できてしまうのかもしれないが、運動神経が平凡以下の子にとっては、たとえ「説明書」が提示されても、その通りに具現化できるだけの能力が備わっていないという問題に直面してしまうだけなのだ。


では、平凡以下の運動神経だった著者は動画で見せたようなゴルフのリフティングがどうして出来るようになったというのだろうか?


答えから先に言うと、著者は単に「未来予測」の技術を使ってボールを打っていた訳ではないという事である。


もう一度言うが、「未来予測」の技術はプラモデルの箱に付属している「組み立て説明書」の役割でしかない。多くの人にとってガンダムなどのプラモデルを「説明書」の通りに作れと言われても、見栄えのするリアルなガンダムの勇姿に仕上げる事ができないという「技術的な課題」が残るという訳である。(著者も30年以上も前にチャレンジしたが、最後までガンダムを上手く作れなかった・・・笑)


制御技術として「未来予測」の技術は「ゴルフスイングの答え」と呼ぶに相応しい効果を期待できると、(発見当時から)ずっと著者は思い続けている。だが「未来予測」の技術を開示しても、それを具現化できるだけの運動神経のようなものが備わっていなければ、ゴルフスイング(=プラモデル)を上手く完成させられない。


「どうすれば思い通りにクラブを動かす事ができるようになるのか?」


これは「未来予測」の技術とは明らかに目的が異なる課題であるが、往々にしてゴルフ初心者はこれらの問題をごちゃ混ぜにしている筈だ。だがプラモデルの箱に「説明書」が付属されていないという問題と、たとえ説明書があってもその通り作れないという問題は、まったく別の課題として扱う必要があるのだ。


「未来予測」の技術開示が一通り終わっても、多くの閲覧者の理解が得られない感触に終わってしまう理由のひとつが、その課題に直面しているものであることは間違いないだろう。よってこのブログで今後開示する技術は、その課題に直面したものになると予言できる。


次のサブタイトルがまだ決まっていないが、内容やテーマはほぼ定まっているので、近日中にUPできると思う。

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