「ゴルフをしない私」から「ゴルフをする未来の私」へ

10年前まで月1ゴルファーだった私も、今では月1~2回練習場に行くだけの「ゴルフをしない人」です。経済的な事情で一旦ゴルフから身を引きつつ、それでも遠い未来で再開するのを夢見ているオヤジは、今の日本に大勢いると思われます。そんなオヤジの、遠い未来に再開される自身のゴルファー像を夢見るブログを作ろうと思います。

たまにはゴルフ以外の話を(6)

日本のプロ野球の世界でも、ゴルフの専門用語とまったく同じものが使われている。


これらの殆どは欧米から輸入された概念だから、ゴルフが先なのか野球が先なのかは不明だが、世界のホームラン王・王貞治氏が打撃理論を説明している下の動画の中にも、「バックスイング」「ダウンスイング」「インパクト」「フォロースルー」といったゴルフと同じ言葉が沢山出てくるから、興味深い。




真髄・打つ 王貞治


日本国内の野球で使われる「ダウンスイング」の意味は、ここで王貞治氏が使っているように「バットを寝かせず、上からボールを叩くイメージ」としてのものが多い。


この「ダウンスイング」の意味における対義語は「アッパースイング」である。


この「アッパースイング」の動きは、ここで王貞治氏も説明しているように、ごく自然にノビノビとバットを振る際のバット軌道のことである。だからこのアッパースイングの運動を解析して、分かりやすい単語に置き換えるとすると、恐らく「ナチュラルスイング」になるだろう。


この動画の中で、王貞治氏もかつてアッパースイング(=ナチュラルスイング)だったことが明かしており、彼は努力でそれを改造した経緯があるとも語っている。


さらにこの(王貞治氏が推奨する)ダウンスイング軌道の発想は、日本刀による抜刀術の型を由来にしているものだと明かしているから、著者にとってそれは「自然派」に属する高度な身体運用の一端を示す意味に理解されるので、決して人工的で不合理な動きだとは思えない。(つまり、これもある意味ナチュラルな動きなのだ)


だから、ここで使われている「ノビノビとしてリラックスされた動き」の運動を解析すると、むしろこちらの方が恣意的に力を抜けすぎて、不自然で不合理なものとなって、動きたいように体を動かせず、返って体を痛めてしまいそうな「悪い動き」になっているように思える。


この動画の13:00辺りで、王貞治氏が一本足打法における力の抜き加減を説明している。その中で、リラックス的なノビノビした動きの不合理さについての言及もあるので、是非参考にして欲しい。


また17:43辺りからの説明で、一本足打法における体重移動の解析も珠玉だから、そこも見逃せないので拝見して頂きたい。


(ぶっちゃけ全部が見所の動画である)

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