「ゴルフをしない私」から「ゴルフをする未来の私」へ

10年前まで月1ゴルファーだった私も、今では月1~2回練習場に行くだけの「ゴルフをしない人」です。経済的な事情で一旦ゴルフから身を引きつつ、それでも遠い未来で再開するのを夢見ているオヤジは、今の日本に大勢いると思われます。そんなオヤジの、遠い未来に再開される自身のゴルファー像を夢見るブログを作ろうと思います。

ゴルフ語り(6)

ゴルフの醍醐味はドライバーショットに尽きるかもしれない。


現代のゴルフ競技がドライバーショットで到達した最長飛距離の到達点は500ヤード(=約450メートル)である。もちろんこれは他のあらゆる球技スポーツの最長距離を遥かに凌駕するものだが、500ヤードという数字は驚異的な世界記録の話で、一介のアマチュアゴルファーが放つドライバーショットの平均飛距離はその半分にも満たない。


それでもその辺りにいるアマチュアゴルファーのドライバーショットでさえ、メジャーリーグでホームランバッターが放つ「場外ホームラン級の飛距離」を遥かに超えてしまうのだから、ゴルフが他の球技を圧倒する飛距離の魅力があることは間違いない。


(ちなみに桁違いの飛距離が出る物理的なポイントはボールの大きさである。球技の中で最小クラスのゴルフボールは、空中を飛ぶ際の空気抵抗も最小クラスになる訳だ。)


さて、このゴルフの醍醐味であるドライバーショットには、由緒正しい「飛距離を導き出す極意」が言い伝えられている。


その極意とは「ボールを下からアッパーに打ち放つこと」である。


なんだか左翼が喜びそうな内容だが(笑)、昔からドライバーショットで飛距離を出す為には、スイング中にゴルフクラブが最も地面スレスレの低い位置である「最下点」を通過した後、再びクラブが空中へと浮かび上がる「アッパー軌道」に変化した瞬間にボールを捕らえることだと言い伝えられているのである。


もしかするとそれは、ロマンあふれる政治的な思想の表出なのかもしれない。


政治的な思想としてゴルフに伝わる言葉を再解釈してみると、たとえば「バックスイングでは右ひざを固定して捻転エネルギーを蓄え、ダウンへの切り返しでその蓄えた力を左へと開放する」や「スイング軸は1軸だ」「左右2軸の交換だ」などといった言い回し方は、もしかすると政治思想的な話に誤解されて、周囲に受け取られてしまうものなのかもしれない。


そういえば、一般的にゴルフを始めたばかりの初心者は打球が右に曲がることを悩み、上級者になると左に曲がることで悩むとか・・・(笑)


さて、今回は著者なりに「アッパーで打つ」という言葉の真意を理解し、解釈し直して終わりたいと思う。


まずドライバーショットのアッパーブロー伝説は「真っ赤な嘘」である(表現が自由過ぎる・・・笑)。


ドライバーショットはボールを左足付近に配置して打つようにセットアップする。ボールの位置が体の中央よりも左側にある場合、(細かい説明は省くが)インパクト付近の空間は左足下がりの斜面のように湾曲するのである。


(理解できないでしょうけど、続けます)


つまり、左足下がりの斜面にあるボールを打つことと同位のゴルフスイングをしなければならない訳だから、ボールに対してゴルフクラブを真っ直ぐに引いてしまうイメージを持つと、相対的にそのラインはややアッパーでアウトサイドインの軌道のものになってしまう。


勿論それは明らかなミスだから、(それだと)打球はインテンショナルスライス的で、アッパー気味の軌道に応じたミスの結果しか生み出せなくなるだろう。


ボールを左側に置く場合の正しいバックスイングの軌道は、ほんの少しだけ上から打ち込むダウンの方向に、そして少しだけインに引くイメージの補正が必要である。


そのように(ほんの少し打つ込むような)補正したバックスイングを行うことで、事実上左側に置いたボールを正しく(つまり飛球線に対して)真っ直ぐにタッチできる準備が整うのである。


ああ、今回ばかりは絶対に理解されないだろうなあああああ・・・(ヤケ笑)

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