「ゴルフをしない私」から「ゴルフをする未来の私」へ

10年前まで月1ゴルファーだった私も、今では月1~2回練習場に行くだけの「ゴルフをしない人」です。経済的な事情で一旦ゴルフから身を引きつつ、それでも遠い未来で再開するのを夢見ているオヤジは、今の日本に大勢いると思われます。そんなオヤジの、遠い未来に再開される自身のゴルファー像を夢見るブログを作ろうと思います。

このブログにおけるゴルフスイングの定義(4)

(前の続き)
ゴルフスイングの動力源として、前回もっとも採用されがちな「投石器の原理」を扱った。投石器タイプのスイングが根こそぎダメだとは言えないが(何しろプロの中にも大勢いる位だから)、前回著者のは、この投石器タイプのゴルフスイングを全面否定する立場だと宣告した訳である。


ただし、投石器タイプかそうでないかの判別は難しく、特に見た目だけでは判別不可能である(そもそも見た目だけなら、全てのゴルフスイングが投石器モデルになってしまうかもしれない)。


本来なら、今回は「波動」と著者が勝手に名付けたゴルフスイングの運動原理についての説明をする予定だったが、その説明をするのに必要な3メートル程度のロープが調達できず、説明に必要な動画が撮影できない事態に陥っている。


著者の自宅を探してみたが、使えそうなロープや紐の類が一切無かった(笑)。もちろんネットで使えそうな情報を探してもみたが、参考になる良いものは発見できない。ネット情報が氾濫している世だが、私が必要とする「波動」の説明に適した情報は、まだネットの世界に存在していないかもしれない。


だとすると、やはり動画を自作してUPするしかない。


必要な3メートル程度のロープといっても、良いものとなるとそこそこの値段だから、この為だけにロープを購入する程、著者は優雅な暮らしをしている訳でもないので、とりあえずロープの代替品が見付かるまで、動画の撮影は前に進まない状況という事である。


「波動」の説明はできないと愚痴っぽく書いても意味がないので、とりあえず今回は「波動」についての話を止めて、「振り子運動」について書いていこうと思う。


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振り子運動については、小学生で習うレベルの話を次の動画で復習して欲しい。



中学受験 振り子・周期 映像で楽しく学ぼう!



動画の説明でも分かるように、振り子運動の時間は紐の長さで決まる。


つまり、ゴルフクラブの番手で言えば、サンドウェッジや9番アイアンのように長さの短いクラブに比べて、ドライバーのように長いクラブになればなるほど、ゴルフスイングに必要な時間は相対的に長くなる、という話である。


これは意外な事である。小学生レベルの理科の実験で、振り子の時間は紐の長さによって変わると習っているのに、現代のゴルファーは常識的にドライバーからウェッジに至る全てのゴルフスイングを同一のタイミング・時間で打つことが正しいと刷り込まれているからだ。


ちなみに振り子の振り幅と時間は無関係であるという事は、同じクラブを使ってスイングの振り幅を大きくすれば、それだけインパクト付近のヘッドの速度は速くなり、逆に振り幅を小さくすれば、時間もヘッドの速度も遅くなるという訳だが、これについてはゴルファーの常識とも合致するから、やはり問題となるのは番手ごとに長さの違うゴルフクラブのスイング時間を全て同じにするというのは、振り子の原理からすれば変であるという部分になるだろう。


著者が言いたいことは、この小学生レベルの振り子の原理と照らし合わせて考えてみても、ゴルフスイングは断じて振り子運動ではないという結論に至る事なのである。


むしろ、振り子運動の原理からすれば、長さが長いゴルフクラブほど(振り子運動に逆らうように)頑張ってスイングしなければ、決して同じ時間とリズムでゴルフスイングすることなど出来ないという話にしかならないからだ。


もしゴルフスイングが「振り子運動」ならば、ドライバーのように長いクラブほどユックリと時間を掛けた「ノンビリスイング」にしなければならず、逆に長さの短いクラブになるほど、気の短い短気なリズムのスイングで打たなければならない事になるだろう。


番手ごとにスイングの時間やタイミングが変わるというのは、もちろん現代のゴルフスイングのあるべき姿だとは言いがたい。


もし、振り子運動の原理が通用する部分があるとしたら、番手によって長さが変わるゴルフクラブとは無関係の部分。つまりゴルフクラブ以外のゴルファー自身の体。長さの変わらない腕やグリップの位置関係になどついては、スイング中の動作に振り子運動のリズムが適用可能だと言えなくもない。


では、ここまでの解析を読み進めて頂いた後で、次の動画を参照して頂きたい。



【2重振り子のゴルフスイング】クラブの時差を理解する



この動画はゴルフスイングの原理を「振り子運動」であるという説明を、ゴルフクラブを使って説明しようとしている様子に映っている。このブログの立場では、ゴルフクラブは振り子運動とは無関係であり、むしろ振り子の原理に反逆するかのように、長くて振りにくいドライバーほど頑張って振らなければならないという認識になりつつあるのだから、


もし振り子運動が含まれているとするなら、それはゴルフクラブを取り除いたゴルファー自身の体の動きだけに注視し、(ゴルフクラブを持たずに)シャドウスイングするような場合においてだけ、その動きの中に振り子運動的なものを見出すことが可能だという見解に至らねば変なのだと、指摘せねばならなくなる。


ただし、同じクラブを(振り子運動させるように)アプローチショットを打つ場合などは、その振り幅と飛距離に関連性があることは、今回改めて確認できた事でもあるので、ゴルファーはそれとこれとを混合しないで、スイングの原理について考え進めなければならないと言えるだろう。


【振り子の原理についてのまとめ】
①ゴルフスイングは番手ごとに長さが変わるので、振り子の原理とは無関係である。
②(ゴルフクラブを除いた)ゴルファーの体の動きについてだけなら、ゴルファーの手足の長さが変わらない為、振り子の原理が採用可能かもしれない。
③同じクラブを使って、振り幅だけでコントロールするアプローチショットなどについては、振り子の原理が適用可能だと考えても良い。


  ※上記①~③を混合して考えてはならない。それぞれ別の話でしかない。


(続く)

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