「波動」~ゴルフスイングの運動原理~(4)
(前の続き)
これまでの説明で「波動」がどのようなものか、閲覧者にもおぼろげな印象ぐらいは持てたものと思う(もしかすると、これまでの説明はチンプンカンプンでまったく理解できなかったかもしれないが、とりあえず持てた事にして先に進めよう)。
「波動」がどのようなものか何となく理解できたとして、今度はそれを生み出す為に必要な、具体的な運動の原理について説明しよう。
「波動」を産み出す運動の原理は単純な「直線運動」である。
一般的な波の形を思い浮かべても、どこにも「直線」らしきものは見当たらない。だから、その運動が「直線的なもの」であるとは、ちょっと想像しにくいだろう。それでも「波動」の現象を生み出す原理は「直線運動」なのである。
当然、閲覧者は次のような疑問を抱くに違いない。
ゴルフスイングにおいて、その「直線」は一体何を意味するのか?
実は既に著者はその答えをこのブログにこっそり載せてしまっている。それは昨年の8/29に更新した「いきなり始まるゴルフスイング(9)」の中で、ゴルフスイングの物理現象の説明をする際に、幼稚な概念図を使ってそのイメージを伝えていたのだ。
その時に使った図面3枚を再録しておこう。
今見ても、単純明快で幼稚すぎる図面だが、ゴルフスイングにおける「波動」を生み出す運動の原理は、正真正銘このように何の変哲もない「直線運動」によって波立つ動きなのだ。
最後に「波動」のイメージを加味した新しい概念図面を載せておく。今回はとても分かりやすい回になったとも思うので、ここで終わりにしておこうと思う。
(続く)