「ゴルフをしない私」から「ゴルフをする未来の私」へ

10年前まで月1ゴルファーだった私も、今では月1~2回練習場に行くだけの「ゴルフをしない人」です。経済的な事情で一旦ゴルフから身を引きつつ、それでも遠い未来で再開するのを夢見ているオヤジは、今の日本に大勢いると思われます。そんなオヤジの、遠い未来に再開される自身のゴルファー像を夢見るブログを作ろうと思います。

「波動」~ゴルフスイングの運動原理~(終)

車のガソリンエンジンの概念を言葉にすると、「気化したガソリンを点火して膨大な爆発エネルギーを発生させて、それを効率よく回転エネルギーへと変換させる制御装置」といった感じになるだろう。


普段車のエンジンで私たちが興味を引くのは、そのエンジンが4サイクルだとかロータリー、ターボ、ハイブリッドといった、ガソリンが爆発する凄まじいエネルギーを制御するメカニズムの方だ。


つまり、一般的に動力源と呼ぶものは「制御メカニズム」の事なのである。


例えば原子力発電は「ウラン核融合で発生する膨大な熱エネルギーを利用して、水を沸騰させ、その圧力で発電タービンを回す制御メカニズム」という風になる。「巨大なダムに溜めた大量の水を落下させる位置エネルギーを利用した発電の制御メカニズム」と言えば、水力発電となる訳だ。


冗談みたいな話だが、水力発電に濃縮ウランを用いてもアホだし、原子力発電所にハイオクガソリンを注ぎ込んでも電気は作れない。ガソリンエンジンの燃料タンクに木炭や石炭を入れても、車はピクリとも動かない。


ゴルフスイングもこれと同じで、巷でにぎわうゴルフ技術の殆どは「制御メカニズム」の話であって、動力源(=運動原理)を指し示す説明は皆無である。唯一あるといえば、「タップ式」や「ストローク式」の古典的なゴルフ専門用語だけである(と著者はブログで散々説明してきた)。


これまで当ブログにおけるゴルフスイングの動力源は「波動」であると説明してきたが、
この長たらしい定義によって何が理解されるのかというと、ガソリンエンジンの燃料タンクには「ガソリン」を注ぎ込んで、その膨大な「爆発エネルギー」を利用するのだといった事だ。


ガソリンを気化させたガスを袋か何かに閉じ込めて、そこに火を近付ければ爆発する筈が、そんな危険な破壊現象を作り出しても、車を前に進める推進力にはならない。爆発現象をエンジン内部で設計通りに発生させて、それを制御する複雑なメカニズムによって回転運動へと変換させることで、ようやく車を推進させることが出来るのだ。


ガソリンが爆発する現象そのものを取り出し、それを直接使おうとしても、まったく何の役にも立たない。


まさかガソリンの爆発現象を直接的に利用しようと、車の後方でロケット噴射のような装置を作ってガソリンをそこで爆発させて推進力を得ようとしても(理論的には可能かもしれないが)、それだと車の後方にいる人をロケット噴射で焼き殺してしまう危険な乗り物になるので、とても公道で安全に使える乗り物にはならないだろう。


だからガソリンエンジンの制御メカニズムは、膨大な爆発エネルギーを鉄の外骨格で閉じ込め、それを一旦ピストン運動に変換させる手間を踏むことで、効率的に扱える回転運動へと変換させる設計思想になっている訳だ。


何が言いたいのかというと、「波動」だけを理解して、その運動現象をそのままに扱ってスイングしても、ボールを思い通りに飛ばすどころか、まったく何処に行くのか検討もつかない滅茶苦茶な結果にしかならないという話である。


著者はこれまでゴルフスイングの動力源を「波動」であると散々説明してきたが、それは核融合で発生する膨大な「熱エネルギー」使って発電するのだと言っているようなもので、ウランそのものは、ひたすら熱くて、そのまま放置すると放射能で環境を汚染させてしまう超危険で厄介なシロモノでしかない。


故にこのブログで紹介するゴルフスイングにおいて最も重要な項目は、動力源である「波動」から得られる波のエネルギーをどのように「制御」するのかという、コントロール技術の話なのである。


今後著者が「制御系」と呼ぶ、ゴルフクラブを思い通りにコントロールするメソッドを紹介する展開になる訳だが、制御方法だけを先に理解してスイングしようとしても、その運動原理が「振り子運動」などに代表される、重力落下の運動現象を利用したものだと、殆ど役に立たなくなると釘をさしておかねばならない。


著者が紹介するゴルフスイングがどのようなものかを知って貰う為に、ユーチューブに動画をUPした。



【ゴルフスイングの答え(合わせ)】(検証の実証実験とその結果)



実際かなり変わった技術体系だと著者自身も思うが、この特異な技術は、動力源としての「波動」と、その運動現象を制御する「コントロール技術」によって練成を完了させる仕組みになっている。


もし貴方が「振り子運動」のようにスイングしたいのなら、貴方は水力発電のメカニズムみたいにダムを作って?そこに大量の水を蓄える?みたいな設計思想になるかもしれないが、著者のゴルフスイングは「波動」なので、地面スレスレの場所で左右に揺さぶるゴルフクラブの運動から生まれる「波の動き」を使って、その先の全てを召還させる設計思想になっている訳だ。


上の方に蓄えられた水が重力落下する現象をコントロールする術を著者は殆ど知らないが、左右に揺れる波の現象を制御するメカニズムについては、かなり精密で成功率の高いレベルにまで発達させているから、ゴルフをされる方は是非参考にして頂きたい。


先に動画で著者が見せたものは、その制御技術の一端である。実際、動画で繰り返した曲芸的なショットの数々は、ゴルフ経験者が見ればちょっと驚かれる程度の芸当をやってのけているのである。まあ、ゴルフをまったく知らない人にとっては、ひたすら格好悪いポーズでボールを打とうとする変なオッサンにしか見えないのだろうけど。


ともかく、これでようやくゴルフ技術っぽい話が出来るかもしれない。これまで散々してきた「波動」の説明は、とりあえずここで一区切りにしたいと思う。

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