(前の続き) 前回の話で、パース理論が「瞳」の位置と深い関係があることは分かってきたが、勿論それだけではまだ不十分だ。現時点の情報だけでは、閲覧者に(パース理論に対して)大きな誤解を抱かせしまう可能性の方が高い。 なにより「瞳の位置」と言っても、当人にとって自覚しにくい問題である。そもそも瞳は左右... 続きをみる
2018年6月のブログ記事
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さっそく前々回の答え合せをしようと思う。 どんな問題だったか忘れていると思うので、もう一度書いておく。 【問題】 巨大な土管のような円柱形の物体を横に倒したものを想像して欲しい。その土管の中には人が居て、中から土管の内側を見ている状態である(つまり、下の図のような形だ)。 その円柱には(図のように... 続きをみる
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(前の続き) 前回の問いの答えを明かす前に、パースとは一体何かという話を付け加えておこう。 もう一度、線路の写真を見て欲しい。 この構図から、写真を撮影したカメラマンは線路の上に居た事が伺える。このカメラマンと線路の関係性を解析するには、真横から見た構図にしてみる方が分かりやすいだろう。 線路の構... 続きをみる
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前回の話で、物体が頭に近くなると「透視図法(=パース)」とまったく同じように拡大化され、逆に遠ざかると縮小化される事が分かった。 そのような透視図法(=パース)による現象で最も分かりやすいものは、次のような「正面から見た線路」の写真である。 私達はあらゆる物事には「見た目で騙されてしまう」という傾... 続きをみる
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前回と同じく、ちょっとした実験を行ってみよう。 茶碗や野球のボールのように、片手の中に納まる大きさの物を2つ用意して欲しい。出来れば同じ複製品が良いが、ほぼ同じ大きさのものなら、違うもの2つでも構わない。そして用意した2つの物をそれぞれ左右の手にひとつずつ持って、次のことを試して欲しいのだ。(メチ... 続きをみる
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家の中にある壁を使った面白い実験を紹介しよう。 壁に向って真直ぐに立って、そこから両手で壁を押すような形で壁を触って「壁の面」を感じ取って欲しい。そして両手を真ん中に集合させるように動かして(自分から見て)壁の真ん中の面を感じて、そこから両手を離して、今度は左右の手を1メートルほど離すように広げな... 続きをみる
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一般的にゴルフ技術は「飛距離」と「方向性」に分けて考えられる。 ゴルフクラブのテレビCMなどを見ると、ボールをより遠くに飛ばすことが「飛距離」の意味だと誤解しそうになるが、実際にプロゴルファーの試合を見ていると「飛ばし」よりも「距離感」の方がずっと重要な課題であると思えてくる。 だから「飛距離」に... 続きをみる
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「制御系」と題した著者のスイング技術の本質的な部分の説明は一通り終わった。だが、16回にも及んだ説明文章によって、多くの閲覧者の理解を得られたとは思っていない。「未来予測」の技術は、買ったばかりのプラモデルの箱に入っている「説明書」のような役割でしかないからだ。 もちろんこれは比喩的な話である。 ... 続きをみる
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