「ゴルフをしない私」から「ゴルフをする未来の私」へ

10年前まで月1ゴルファーだった私も、今では月1~2回練習場に行くだけの「ゴルフをしない人」です。経済的な事情で一旦ゴルフから身を引きつつ、それでも遠い未来で再開するのを夢見ているオヤジは、今の日本に大勢いると思われます。そんなオヤジの、遠い未来に再開される自身のゴルファー像を夢見るブログを作ろうと思います。

ゴルフショットの方向合わせ(16)

ゴルフショットを打つかなり前の段階で、ゴルファーはボールのすぐ後ろにクラブヘッドを置いて、クラブフェイスの向きを調整しなければならない。


その際、ボールの位置は使う道具によって変化する。ゴルフクラブの長さが番手ごとに違うからだ。最も飛距離が出るドライバーが道具としても一番長くて、逆に最も飛距離が出ないパターが最も短い道具である。


一般的に使う道具が変わるとスイングも変わるものとされている理由もこれに伴うもので、つまり長い道具ほどスイング軌道がフラットになり、短いほどアップライトになるという単純な道理があるという訳だが、


実際はスイング軌道の変化よりも、パース理論的に発生している「番手ごとの方向感覚」の違いの方がずっとゴルフに与える影響が強い。(影響が強いというより、ミスショットの原因になりやすい要素である、という表現の方が分かりやすいかもしれない。)



これまで説明してきたように、上の写真に見られるような、番手ごとにボールが置かれている地面の傾斜が変化することの方が、ゴルフ競技に強い影響を与えるという訳だが、それをよりハッキリとさせる為に、写真のコップの水面に釣りで使う「ヘラウキ」のようなものが浮いている状況を想像して、(それをパース理論的に計算した結果として)次の写真のように「線」を描き込んでみた。



もしコップの水にヘラウキのような、垂直方向を指し示すような棒状のものがあったら、この写真のような感じになる筈である。描きこんだ線は、著者がパース理論的に計算して描きこんでいる為、もしリアルにヘラウキをコップに浮かせたとしても、これとほぼ同じ格好の棒状の配置になる筈であるから、それなりに信頼して貰っても良いだろう。(もし著者の計算を疑るなら、本当にヘラウキのようなものをコップに浮かべて実験してみて欲しい)


この写真に描きこまれた棒状のものは、見ての通りそれぞれまったく違う角度で配置されている。


この3つの角度の違いは、長さが違う14本のゴルフクラブに、それぞれ固有のものとして現れる違いであると理論的に言えるものである。もし14本全ての番手の角度が「全て同じもの」であると誤認してしまうと、その思い込みがゴルフ競技に与える影響は計り知れないものとなるだろう。


問題は、これらの角度の違いをどのように理解すれば良いのかという技術的な課題が残ることだが、(著者は)それも既にブログで提示している。


何かといえば、階段の話である。階段の写真をもう一度見直して頂きたい。



階段における「段差ごとの見え方の違い」とまったく同じ理屈なのだと考えれば良い訳だ。


パターやサンドウェッジのように短い番手なら一番手前の床を真上から見下ろす感じで済む話かもしれないが、それより少し長いショート~ミドルアイアンの番手ならひとつ階段を上がった辺りにボールが置かれていると想像してみたら良いのだ。さらに長いロングアイアンならひとつ上の3段目で、もっと長いフェアウェイウッドなら4段目、長尺のドライバーなら5段目の上にボールがあると想像してもらえれば良いかも知れない。


このように番手ごと階段の段差のような「見え方の違い」があるのだと考えれば、パース理論的な課題が把握しやすくなると思われるのだ。


(続く)

×

非ログインユーザーとして返信する